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手書き文字認識エンジン

金融系システム(契約・支払処理)の効率化案件の中で、非定型帳票をタブレット搭載カメラ及びスキャナーで画像取得し、記載文字を自動認識(OCR)する案件があります。

実現化に向けた製品調査・評価試験を重ねましたが、期待する認識精度が得られなかったり、流行のAI OCRの多くは、クラウド前提で通信の問題や処理速度が得られない課題がありました。

壁にあたっていたとき、出会えたのがアイラボ社が開発した手書き文字認識エンジンでした。

評価試験において、それまで調査・評価した製品・サービスでは、認識できなかった手書き文字を認識できました。

また、当初、手書き文字に特化したエンジンと考えおりましたが、予想以上に印字文字を認識することが分かり、ライブラリー構成を工夫すれば、課題の1つである手書き文字、印字文字が混在する文書認識を可能にすることができると考えております。

契約書を想定した認識評価試験では、接触文字や乱雑に書いた文字も認識できております。

手書き文字・印字文字・スタンプ等、様々な文字が混在した難易度の高い領収書の認識評価試験では、誤認識はありましたが宛名部分を文字として認識できたのは、アイラボ社のエンジンだけでした。

初期の評価試験の結果が良好であったことからタブレットのカメラで認識対象を撮影しOCR結果を表示する簡易試験を実施したところ、こちらも良好な結果を得ております。

アイラボ社は東京農工大学発の産学ベンチャー企業であり、長年の手書き文字認識にかかる学術的研究の成果がエンジン及び参照しているライブラリー群に活かされていること、また、タブレット等に搭載されることの多いソフトウェアキーボードの入力オプションの1つである手書き文字入力の仕組みに関わり実践的な経験が蓄積され活かされていることが、評価試験において優秀な結果を得れた要因だと考えております。

非常に優秀な認識エンジンに出会えたことで、今後、実現性の高い様々な機能の提案を行い、この優秀な認識エンジンを活かせるよう、努めて参りたく考えております。